急増するサイバーセキュリティ被害を防ぐには?サイバー保険や大分県の対策の内実
サイバー保険という言葉を聞いたことはありますでしょうか?インターネットに携わる業務をする方でなければ聞き覚えがないかもしれません。簡潔に言えば、サイバー保険とはサイバーセキュリティに関する各種損害を保証する保険を指します。大分にもサイバー保険に特化したサービスを提供している会社があります。
サイバーセキュリティ被害とは?
サイバーセキュリティ被害と聞くだけでは被害の全貌が見えてきません。そのため具体的な例を挙げる必要があるでしょう。主なサイバーセキュリティのひとつとして、個人情報の漏洩があります。たとえば顧客情報リストが流出すれば、会社の信頼性は急速に失われますよね。個人情報漏洩は人為的なミスが引き金になりやすいですが、不正アクセスによるサイバー攻撃の件数も無視できません。万が一に備えて、多くの企業がサイバー保険に加入しています。
サイバー保険は多様化するサイバー攻撃に対処するための盾
国立研究開発法人情報通信研究機構が発表した「NICTER観測レポート2020」において、国内で発生したサイバー攻撃が5000億件以上報告されているのはご存知でしょうか。この統計結果からは、どの企業もサイバーセキュリティ被害に遭うリスクを抱えていることが読み取れます。顧客と金銭の減少は企業に少なくないダメージを与えるため、場合によっては事業の存続が危ぶまれることも。しかし、サイバー保険に加入すれば前述した損失を大きく削減できます。事故の原因調査や記者会見などに費用を使う際、保険に加入済みの企業は一定の金額が補償されるメリットがあるのです。また、損害賠償や争訟による損害、さらには自社の喪失した利益も補償されるため、サイバー攻撃に備えて損はないでしょう。セキュリティ面が不安な場合、企業にとって強固な盾となるサイバー保険への加入を検討するべきです。
大分などの地方でもサイバー保険は重要
全国各地にサイバー保険会社は点在しており、大分県にもサイバーセキュリティ被害を包括的に補償する企業があります。サイバー保険に特化したサービスを提供する企業には株式会社E-ソリッドやRiMiX株式会社の名が挙げられます。このようなサイバーセキュリティに関する業務を取り扱う会社ではエンジニアを募ることが多く、大分県大分市に位置する日本コンセントリクス株式会社などがフルリモートのサポートエンジニアを求人サイトで募集(2022年6月現在)しています。IT業界はコロナ禍によって在宅勤務が盛んになっているため、リモートワークは珍しくありません。また、一般社団法人・大分県損害保険代理業協会でサイバーセキュリティ被害に関するセミナーが定期的に開かれているのも大分県の特徴です。サイバー攻撃の事例について詳しく知りたい場合は、企業相談もしくはセミナーに申し込んでみてください。