薬局にはお薬手帳を持っていこう!徳島県独自の取り組みとは

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みなさんはお薬手帳を持っていますか?薬局で提出すると料金が安くなるだけでなく、最近ではアプリで管理できるものもあり便利になっていますね。
徳島の薬局では、阪神淡路大震災の教訓もあり、薬剤師会や各自治体がお薬手帳の普及に力を入れています。

お薬手帳はどうして必要なの?

お薬手帳には、その人ごとに処方された薬の内容や注意事項が書かれています。複数の医療機関や薬局で同じ情報を共有することができるので、身体への影響や飲み合わせの確認、過度な処方を防ぐことなどに役立ちます。そのため、1人1冊にまとめることが望ましいとされています。
医療機関を受診するときに持ち出す方が多いと思いますが、徳島県薬剤師会では常に携帯することを勧めています。これは外出先で思わぬ事故や災害などに遭ったとき、副作用やアレルギーを含めた内服歴がすぐに把握できるようにするためです。緊急時には速やかな治療や処置が必要なので、医療従事者にとってとても助かる情報なのです。

徳島県にはアスリート用のお薬手帳がある

少し珍しい取り組みかもしれませんが、徳島県薬剤師会ではアスリート用のお薬手帳を配布しています。スポーツ業界でよく話題に上がるドーピングは、単に意図的に禁止薬物を服用することだけではありません。いつもの薬局で処方された薬やドラッグストアで販売されている市販薬やサプリメントなどにも、禁止成分が含まれている可能性があります。そのため、気づかないうちに違反してしまったというケースもあるのです。
そういったトラブルを事前に防ぎ、アスリートが安心・安全に活動する環境を整えるために活用されているんですね。

お薬手帳はあなたの身体を知るのに大切なツール

かかりつけの医療機関や薬局にしか行かないと決めれば、決まった医師や薬剤師がずっと管理してくれるかもしれません。しかし、内科や皮膚科などを複数受診することもありますし、緊急時のことを考えると統一するのは難しいですよね。
お薬手帳は、あなたの身体状況を共有するために大切なものです。日頃から意識を持って活用できると良いですね。