「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」は、一歩踏み出したい人におすすめ
今日は堀江貴文さんの「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」を紹介します。
会社で仕事内容や人間関係が合わないと感じて、転職や独立して状況を変えたいと思っている人は多いと思います。
しかし「転職するにも自分にはスキルがないから」とか「独立しても一人でやっていけない」と、一歩踏み出せないことも多いですよね。
この本は、そんなあなたが、スキルをつけるため勉強を始め、自分ひとりでも生計を立てるため行動し始めるきっかけになる本です。
堀江さんは昔から時代の寵児ともてはやされ、私たちとは違う存在なのだ、とつい思ってしまいます。
しかし、スキルを身につける能力が人一倍高いわけではなく、階段を一段一段のぼるように勉強と実践を積み重ねていくのだそう。
この本には、そのメソッドが書かれています。
この本は次のような人におすすめです。
- 一歩踏み出したい人
- 努力するためのモチベーションがほしい人
環境を変えるときは「お金じゃない」と考える
堀江さんが大学時代に塾講師のバイトをしていたとき、まわりの人たちは人生の目標を失った人ばかりだと感じていたそうです。
そして堀江さん自身も、同じ考えになりかけたとき、この状況から抜け出さないといけないと思ったのだそうです。
そこからの行動は早く、プログラマーのバイトに応募しました。
新しいバイトの時給は900円で、2500円の塾講師のバイトとは比較にならない金額でした。
でもこれは「お金の問題じゃない」、やるしかないんだと思い、新しい環境に飛び込んだんです。
その後は、よく知られているように、インターネットの事業でライブドアを立ち上げ、時代の寵児と呼ばれるほどに活躍しました。
「小さな成功体験」を積み重ねよう
みんな、できることなら短期的に成功したいと思っています。
ですが、成功者ほど圧倒的な努力が必要だと言っていますよね。
一つ一つ積み重ねることの大切さを堀江さんが感じたのは、「人に話しかけることが苦手」という自身のコンプレックスを克服したときだそうです。
堀江さんは大学の友人に誘われてヒッチハイクを始めたことで、ヒッチハイクならではの「タダでどこでも行ける」快感を体感しました。
しかしそんな快感よりも、「人見知りの自分」という殻を破ることができたのだそうです。
コンプレックスだらけの自分を変えることができた、という手ごたえを確かに感じたんですね。
経験がないことにも臆することなく飛び込むことで、ひとつひとつ積み重ねることができるのです。
人生には「いま」しか存在しない
今では堀江さんはいろいろなイベントを立ち上げ、そのたびに人を巻き込んでいます。
しかし、参加してくれるのはそのうちの一部なのだそう。
みんな「経験がなくて怖い」「失敗するのが不安」といって、傍観しているのです。
過去を振り返っても事態は変わらず、未来に怯えても先へは進めません。
かけがえのない「いま」に全力を尽くすこと、わき目も振らず集中すること。
将来の自分とは、その積み重ねによって形成されていくのです。
堀江さん自身、10年後、20年後になににハマっているかは想像もつかないそうです。
でもそれは不安ではなく、希望だと言います。
「計画通りに進まず、先が見えないからこそ、人生は面白い」
だからこそ、いまこの瞬間に集中して生きるべきなのです。
まとめ
「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」のまとめは
- 大切なのは「お金じゃない」
- 「小さな成功体験」を積み重ねよう
- 人生には「いま」しか存在しない
です。
自分が環境を変えたいと思ったときは、お金の不安もありますが、それ以上に環境を変えることで得られるものが大きいです。
また、小さくても成功体験を得ることで、「努力が実を結ぶ」経験を持つことが、継続には大事です。
そのためには、一歩踏み出してみることが大事です。
努力を継続したい、一歩踏み出したいと思っている人におすすめします。