怒りを知ることで怒りが変わる

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40代を目前に仕事でも家庭でも責任のあるポジションとなり、その分ストレスがあります。

ストレスはいつの間にか怒りに変わっていき、怒りの先にある、あるべき姿を議論するところまで到達できないケースもありました。

そういった環境を少しでも変えたいと、ネットでウロウロしていて発見した本の話です。

怒りにはタイプがある

これまで、怒りの感情は一辺倒で、殆どの人間が同じように怒りを表す、性格的におとなしい、程度の差しかないと思い込んでいました。

この本の中で、まず分析テストを受けることで、自分の怒りのタイプがわかります。

客観的に、怒りにつながる性格や、怒る原因となる自分自身の物事の捉え方などがわかることで、まず第一に、自分という人間が自然な形で客観的に評価できます。

私の場合は、自尊心が強く、比較的努力するタイプであり、他人から小ばかにされることを強烈に嫌っていましたが、怒りの感情からそういった背景を考えることすらなかったのです。

怒りにつながるバックボーンがわかっただけでも、自分にとっては、なんだか少し安心する部分もありました。

怒りのタイプに合わせて行動する

私の場合は、自尊心が強く、努力していないような他人に小ばかにされることが最も嫌でしたが、そういったタイプは常日頃から周囲とよくコミュニケーションをとるのがよいことがわかりました。

そもそも、こちらから相手を下に見ている部分があり、心を開いていなかったことを改めて反省しつつ、些細なことでも情報を交換したり、大したことがないことでも丁寧にお礼を伝えることで、相手をしっかりと認識し、大切な仲間として扱うようにすべし、とも読み解けました。

これによって、言い方は悪いですが、多少戦略的に相手を大事にする、という視点が持てましたので、高い自尊心が、その相手を担ぐことを許さなかった部分を、「自分が裏でコントロールするための方法」と大義名分を持って行動できるようになってきたのです。

まとめ

どんなことにも原因があり、原因に対して手を打つことが非常に大切でした。

怒りも同じです。

自尊心がゆえに、相手を下に見ていた行為自体が怒りの原因でした。

そした、そのうちに、いかなることがあっても人間として誠実であること、人に対して真摯に振舞うことが大切である、と考えるようになっていき、怒り云々より、人生を幸せにしていくような感が方になれました。

もちろん、怒りの感情はありますが、それ以上に、よく生きたいと考えるようになり、ほんの少し怒りから解放された気がします。