山口でも実施している保育園の無償化の注意点について

日本では令和元年10月1日から幼児教育・保育の無償化が開始されました。
これによって全国の保育園の無償化が始まり、山口の保育園も対象となっています。
ただ、その点についてはいくつかの注意点があるものの事実です。

山口の保育園は無償化の上限がある

山口に限らず保育園の無償化は上限があります。
それは預かり保育の費用分です。
これまで保育料を全額保護者が支払っていましたが、その分が無償化されるものの上限設定があるのです。
その金額の上限は、預かり保育11,300円（利用日数×450円までに限る。）で、高額な費用がかかる保育園では山口でもおいてもオーバー分が保護者の支払い対象になります。
ちなみに満3歳は非課税世帯のみが対象で上限は16,300円に設定されているのが特徴です。
山口の保育園を基本的な利用の範囲で利用している分には実質無償化されていますが、それを超える場合は上限を超えた分が支払い対象になります。

山口の保育園の副食費用も侮れない

保育園の無償化によって、これまでは給食費（主食費を除いた副食費）が保育料に含まれていました。
これは山口の保育園でも例外なくこのルールが適用されていました。
しかし、保育園の無償化に伴って給食費は分離され、3歳児以上の副食費は園に直接支払うことになります。
そのため、山口の保育園が無償化されたといっても一定の金額を保育園に支払うことになるので注意しましょう。

ちなみに婚姻歴のないひとり親世帯の方は、「寡婦（夫）控除のみなし適用」を行うことにより、利用料の無償化や副食費の減免の対象となる場合があります。
また、就学前障がい児の発達支援等の無償化もありますが、これら2つのケースでは一部負担金が発生するようなルールの適用外になるのでチェックしておきましょう。

山口県ではほとんどの保育園が無償化の対象施設になっています。
しかし、ごくまれに対象外になっている施設もあるので、各市町村のページで無償化対象施設一覧を見て、念のために確認しておきましょう。